なぜマーガリンは体に悪いのか?

栄養学、断食療法で有名な山田豊文先生の本を読みました。マーガリンなどに含まれる人工的な脂肪酸をトランス脂肪酸といいます。
2013年11月のアメリカFDAの発表では、トランス脂肪酸の摂取を減らした運動のお陰で
年に2万人の心臓発作と7000人の死亡を減らせる可能性があるというのです。
トランス脂肪は細胞を狂わせるといわれ、もともと自然界にはない脂肪酸です。
マーガリンのようにもともと液体の植物油を固形の脂に変質するタイミングで生じてしまうらしいのです。食べられるプラスチック食品と思う方が理解が早いですね。
細胞の表面や細胞内小器官を覆う生帯膜を機能不全にし、数々の悪影響を招いてしまうという考えのようです。20150422ma-garin

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トランス脂肪酸は我々の身近では、ありとあらものに入っています。
例えば、菓子パン、バター、食用植物油、ショートニング、ケーキ用小麦粉、パンケーキ、フライドポテト、冷凍チキン、スナック菓子、コーヒーフレッシュなどです。特にマーガリンと並んでファットスプレッド(食用油脂の割合が80%未満のものをファットスプレッドと呼び、80%を超えるものをマーガリンと呼ぶ。日本で家庭用のマーガリンとして販売されているものの多くはファットスプレッドです)
トランス脂肪酸は、ズバリ心臓病に一番悪いと唱える学者もいます。血中コレステロールのバランスを崩すと考えられています。また、全身の細胞を蝕み生活習慣病(糖尿病、メタボ)を誘発する。ガンのリスクも高まったという発表もあります。トランス脂肪酸の入っている調理油が特定保険用食品になっているのを疑問に感じる方も多くいらっしゃいますね。
では、体内に入ったトランス脂肪酸を中和、解毒し、体外排泄するには、どうしたらいいか。
答えは簡単、オメガ3系の摂取です。たとえばDHA、EPA、αリノレン酸、亜麻仁油が最適といわれます。つまり不飽和脂肪酸なんですね。

もう一つ、白い炭水化物は糖質を上げ続けます。白い炭水化物は、具体的に言うと米、スパゲッティー、パン、餅、ついでに白砂糖です。ホワイトデビルWhite Devil(白い悪魔)と覚えてください。ついでに大豆由来のコーヒーフレッシュも仲間に入れましょう。
また、砂糖の中毒性は、かなりなものらしいです。甘いドラッグなんていう方もいます。甘いものがないといられない方は、甘い誘惑に負けているのです。こう書いている私も甘く美味しいドラッグから抜けだせないでいます。
結果は血糖値の平均であるHb1ACが6.4で、あと0.1で糖尿病の仲間入りです。白い誘惑に勝てないでもがいています。

ここで、健康の秘訣を
「寝耳にワサビ」 を励行してください。ね→熱(体温を上げる)、み→水(マグネシウム入り)、み→ミネラル、に→日光、わ→笑い、さ→酵素、び→ビタミン
ねみみにわさびです。

「まごはやさしい!」もお教えします。

ま  大豆、あずきなど豆類のこと。タンパク質、マグネシウムの摂取に
ご  ゴマ ナッツ クルミ アーモンドのこと。不飽和脂肪酸・ビタミンEの摂取に
わ  わかめ コンブ のりなどのこと。ヨード、カルシウムの摂取に
や  野菜、根菜のこと。ベータカロチン、ビタミンCの摂取に
さ  魚のこと。タンパク質、オメガ3脂肪、亜鉛の摂取に
し  しいたけ、しめじなどきのこ類のこと。多糖類、食物繊維の摂取に
い  じゃがいも、さつまいもなどイモ類のこと。食物繊維、炭水化物の摂取


writen by yone

投稿者:

ら・べるびぃ予防医学研究所

健康な生活のために、予防医学の立場からいろいろな情報を発信しています。 ら・べるびぃ予防医学研究所のブログです。