牛乳

私は昔から牛乳を飲むとなぜかグッタリして眠くなってしまいます。カフェオレを飲んでもです。
だから牛乳は苦手です。
今日まで、そのことを人に話してもアレルギーじゃない?寝不足なんじゃない?と笑われて信じてくれななかったのです。

先日のYahoo!ニュースで牛乳の弊害の一部が書いてあり、驚きました。

それによると牛乳摂取量の多い人は、少ない人と比べて寿命が短く、女性では骨折が増えるとの研究結果を紹介しています(調査対象はスウェーデン人)。
よくよく考えてみればわかることですが、牛乳はそもそも牛の赤ちゃんが飲むのに最も適した飲み物で、人間が、しかも大人が大量に飲むのには適していません、と。
それは、発酵乳製品に多く含まれている「ガラクトース」という物質が、動物実験により、老化を促進し寿命を縮めることがわかったのです。
牛乳の主成分である「乳糖(ラクトース)」は、消化酵素・ラクターゼによってグルコースとガラクトースに加水分解されることで、小腸からの吸収が可能になるわけですが、発酵乳製品はラクターゼの代わりに乳酸菌の働きで分解が起き、ガラクトースがつくられるわけです。そのガラクトースが私たちの体にダメージを与えることになるというのです。

アメリカ人女性は8人に1人が乳がんになるといわれるのに対し、日本人女性は20人に1人ほどではありますが、その数は年々増加しているともいわれています。
がんの発生には環境、ことに食生活が深く関わっているということは周知の事実ですが、伝統的な食生活がなんらかの事情で急激に変化した場合、体がそれに慣れるのにはかなりの長い期間が必要であるということも事実です。

牛乳はもともと日本人が摂取してきた食品ではなく、戦後になって飲むようになったものです。
終戦直後の食糧難の時代に、当初は援助物資としてアメリカから日本に送られたのが小麦と粉乳でした。
このどちらもがその後、日本においての食生活の重要な位置を占めるようになったことは、単なる偶然とは到底思えません。
また、卵と並び完全食品の代名詞と啓蒙されてきました。あたかも牛乳を飲めば、カルシウムの栄養素により背が伸びて頑丈な身体ができると・・・。

そんな中で、日本の伝統的な食生活のシステムは、根底から覆され、日本人の食事がどんどんアメリカ化していったわけです。
その象徴的な食品が肉と牛乳、といえなくもありません。
あらゆる健康法が後になって否定された例は数え切れず、たくさんありますね。
さあ、皆さんはどうお考えになりますか?

written by ヨネQ

投稿者:

ら・べるびぃ予防医学研究所

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