マンガン(Mn)は原子番号25の元素です。
1774年、スウェーデンのヨハン・ゴットリーブ・ガーン氏により発見されました。
当初、マンガンは人体に対して重要視されなかったのですが、マンガンを与えないで飼育されたウサギは、不妊になりやすく子供を産んでも障害が出るという実験結果があり、注目されるようになりました。
その後、ホルモンの合成作用に関わる機能が発見され、別名愛情ミネラルと呼ばれるようになりました。
体内に含まれるマンガンは微量ですが、酸化ストレスに対抗するために欠かせないミネラルです。
特に女性に対して、その皮膚代謝に重要な役割を担っています。
適量のマンガンは副腎髄質ホルモンの分泌の調節に関与し、肌の表面に蓄積されている角質を除去してくれますので、ツヤとハリの増加や、しわの減少に繋がります。
そのため、マンガンは女性用のサプリメントや化粧品によく使われています。
そこで、気になるマンガンを多く含む主な食材はこちらです。
成人男子目安量:4.0mg
成人女子目安量:3.5mg
※食品100g当たりのマンガンの含有量 単位:mg
せん茶の茶葉 55.00
あおさ(乾) 17.00
青のり(乾) 13.00
黒胡椒 6.34
きくらげ(乾) 6.18
アマランサス 6.14
しょうが 5.01
カレー粉 4.84
日本茶(玉露) 4.60
凍り豆腐(乾) 4.50
干しえび 3.93
くるみ 3.44
ごま 2.52
冬の寒い時期には、あたたかいお茶を飲むことでマンガンの摂取ができちゃいますので、3時にはお茶を飲みましょう。
written by Mica