脈診と鍼

韓国ドラマ「ホジュン」は心医になるまでの長編ドラマです。
400年前の韓国王様の専属医官になるまでの苦難の物語です。

そのなかで、トリカブトの毒を盛られた意識不明の患者を、鍼によって処置し、解毒をさせて一命を取り留める場面があります。
他の医者曰く、もう少し鍼の処置が遅ければ患者は死んでいた、と。
現代医学では、毒を飲んだら吐かせるか中和させるものを飲ませるか、点滴で解毒する処置のはずですが、
なんと皮膚に打ち込んだ鍼で解毒なんてびっくりです。つまり、鍼でデトックスしてるんです。
ドラマでは、部位によって刺したままにしておいたり、外したり、古くから伝わる伝統の治療の場面が多く出てきます。

当時の医者は、まず初めに患者の脈を診て、体の状態を知ります。
脈から体調を見事に読み取り、鍼、灸、漢方薬で治療するのです。内臓の手術は、儒教の思想により行わなかったようです。

身体をめぐる経脈というところを診て(気血が流れるルートで、五臓六腑の経に心包経を加えた12経)の拍動を触れることによって、その身体の状態を推測し、各臓腑の陰陽虚実やバランスなどを調べ、病気の診断や予後の判定を行い、治療方針を立てる方法で、まさに中国から発祥した東洋医学です。

先日、寝違えて整形外科医に行きました。全く良くならないので、有名な接骨院で「気」を入れてもらったその場で首が嘘のように戻り治りました。
西洋医学では解明できない治療方が東洋医学にはあるんですね。

機会があったら比較的カラダにやさしい漢方薬を調べてみることにします。

written by よね

投稿者:

ら・べるびぃ予防医学研究所

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