生姜で冬を乗りきろう!

11月も下旬に差し掛かりめっきり寒くなりましたが、皆さん元気に過ごされていますか(*^ ^*)?

寒さ対策に効く食べ物として真っ先に思いつくものといえば“生姜”ではないでしょうか。
ここ数年、生姜を使った商品も数多く出ていますよね!

中国では紀元前500年頃から生姜を薬用として用いており、鎮咳作用や去痰作用、解熱作用、鎮痛作用、消化器系のはたらきを促進する作用、吐き気止め作用、便秘の解消など、多岐にわたりいろいろな効果・効能が知られています。

そんな生姜ですが、生のまま食べるか火を通して食べるかによって、期待できる効果が違ってくるそうです(*  ゜゜*)!
その理由は、生姜のもつ辛味の主成分であるジンゲロールとショウガオールという2つの成分にあります。

ショウガを加熱したり乾燥させると、ジンゲロールはショウガオールに変化します。そのため、目的に応じて加熱の有無を決めるとよさそうですね(*’∪’*)

①風邪の予防に → 生の生姜を食べてジンゲロールとして摂取

生の生姜にはジンゲロールが含まれており、強い殺菌力をもつことで知られています。ウイルスや菌に対しても効果が期待でき、特にひき初めの風邪には効果的です。ただし、空気に触れるとジンゲロールは別の成分に変化するそうですので、食べる直前におろしたりスライスしたりするとより効果的なようですよ!

 

②冷え性の方、体を温めたいときに → 加熱してショウガオールとして摂取

加熱した生姜には、ジンゲロールが変化したショウガオールが含まれています。ショウガオールには、胃腸の壁を刺激して血流を改善し、体の奥深くから熱を作る働きがあるそうです。

また、特に乾燥生姜にはショウガオールが多く含まれており、中国では「中を温める」「寒冷腹痛を止める」という薬効が知られ、古くから冷えの改善を目的として漢方薬に配合されています。そのため、冷え性の改善には、乾燥した生姜の方が効果が高いと言われています。乾燥生姜はスライスして一日天日干しするだけで手軽に作れるようですので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか(*^ω^*)

 

生姜の摂取量の目安は一日につき10gといわれ、スライスなら6枚、おろしたものなら小さじ1杯くらいとのことです。

これからますます寒さが厳しくなりますが、生姜のもつ2つの成分を上手に使い分けて、今年の冬も元気に乗り切りましょうね(*⌒∀⌒*)♪

written by たっこ

投稿者:

ら・べるびぃ予防医学研究所

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