運動と健康

スポーツの秋ですね。
健康づくりによい運動とは、どんな運動でしょうか?
それは“より速く・より高く・より遠くへ”と、今ある能力をさらに伸ばす運動ではなく、血管や筋肉の老化を予防し、心肺機能や筋力を維持する運動です。
つまり、今ある能力を最大限にいかす運動が、健康づくりに適した運動なのです。
運動の基本は有酸素運動といわれます。この運動を行うと体内に酸素をたくさん取り入れ、細胞を活性化して新陳代謝を高めることができます。
有酸素運動の代表的なものが”ウオーキング”です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウオーキングはこんなに良い
ウオーキングは「気楽にできる運動として今や人気ナンバーワン。
誰でもどこでも自由な時間に、一人でも好きな仲間とでも、どんな服装でも、ともかく歩くだけなら全てが自由です。
実際歩いてみると
・気分が良くなってストレスが解消する
・身が軽くなって元気が湧いてくる
・よく眠れる
・便秘解消
・食欲増進
など、いわゆる「短期効果(1日や数日の実施による効果)」が明確なので、それに釣られて繰り返すうちに体質が改善されて「長期効果」が出てくるのです。

●1日1万歩が目標
それでは実際にどれだけ歩けば良いのでしょうか。
運動量と健康との関係について調べてみると、1週間に2000キロカロリー(または300キロカロリー=1日1万歩)の運動量が健康維持に良いとされています。
これを達成すると高血圧・肥満が改善され、ストレスも解消し、約8年分の延命効果があると言うことです。

さて1日1万歩という目標が決まった訳ですが、1万歩を歩く時間としては1時間20分から40分位、距離では(歩幅にもよりますが)7~8Kmになります。
1日の生活の中で、継続的に歩き回る部分があります。平均的な人について計測してみると、3000歩程度になります。そしてサラリーマンが通勤時に(電車・バスを利用して)駅まで歩く場合には往復で5000歩前後歩きます。このような実体に艦みて、目標値の1万歩を達成するための「意識的ウオーキング」としては3000歩から7000歩程度になります。

●ウオーキングで生活の質を高める
実際に1日1万歩を達成している人は、1日の生活の中でウオーキングする時間を計画的に設けています。
通勤時に歩く人は多いのですが、それだけではまだ足りないので、昼休み、早朝や夕方、夕食後等にあらかじめ決めたコースを歩いたり、買い物等の用足しに乗り物を使わないように努力している例が多いと思います。
自分の身体と相談しながら無理せずはじめてみてはいかがでしょうか。

参照
ウォーキングで健康生活
健康によい運動とは」健康ネット 健康・体力づくり事業財団

written by KG

投稿者:

ら・べるびぃ予防医学研究所

健康な生活のために、予防医学の立場からいろいろな情報を発信しています。 ら・べるびぃ予防医学研究所のブログです。