秋が深まってきました。
高くなった空を見上げ、乾いた空気を胸いっぱい吸い込むと、秋っていいなぁと感じます。
その一方で、この季節は朝晩の寒暖差が大きく、夏の疲れと重なって体調を崩しやすい時期でもありますね。
そんなときにオススメな食材の一つが山芋です。
山芋は、中国では「山の薬」、日本では「山のうなぎ」と呼ばれるほど滋養強壮に優れています。
含まれる栄養素としては、亜鉛・カリウム・鉄などの必須ミネラルに加え、ビタミンBとC、ネバネバの成分でもあるムチン、アミラーゼやジアスターゼなどの消化酵素など、体に良い栄養素が豊富に含まれています。
ただし、ムチンは熱に弱いので調理法には気を配りましょう。
長芋・大和芋・自然薯など、山芋にはたくさんの種類がありますが、今回はスーパーで一番よく見かける「長芋」を使ったポタージュをご紹介します。
長芋のポタージュ
■材料■(3人分)
- 長芋 180g
- ベーコン 2枚
- 玉ねぎ 1/2個
- ニンジン 1/2本
- キャベツ 3枚
- シメジ 1/2株
- 水 200cc
- 豆乳 150cc
- 万能ねぎ 少々
- オリーブ油 小さじ1
■作り方■
- ベーコンを細かく切ってオリーブ油で炒める。
- みじん切りにした玉ねぎとニンジンを入れ炒める。
- しんなりして香りがたってきたら、ざく切りにしたキャベツとシメジを入れ炒める。
- 水とコンソメ・塩を入れて野菜に火が通るまで最低15分程度煮込む。
- 豆乳を入れ、沸騰寸前にすりおろした長芋を入れ、温まったらすぐに火を止める
- 器によそったら、万能ねぎの小口切りを散らしてできあがり。
ご存知の方も多いと思いますが、山芋を触るとかゆくなるのは“シュウ酸”という成分が原因です。
このシュウ酸は顕微鏡で見るととがった針の形をしていて、この針が肌をチクチクさしているのです。
そんな時は、お酢をすり込みましょう。
お酢の酸がシュウ酸を溶かすので、かゆみが引きますよ。