厚生労働省が策定した「日本人の食事摂取基準」が2020年に変わりました。
食事摂取基準は国民の健康の保持・増進、生活習慣病の予防のための、エネルギーおよび栄養素の摂取量の基準を示すものです。簡単にいうと日本人が、健康や成長のために、何をどれだけ食べればいいのかを示しています。
その内容を毛髪・爪ミネラル検査数値から導き出した推奨栄養素に反映させました。
日本人は、塩分をとりすぎている?
2020年1月14日に公表された「2018年国民健康・栄養調査結果」によると、日本人の食塩摂取量の平均は、男性11g、女性9.3gです。 10年間でみると減少しているものの、今回設定された目標値と大きくかけ離れています。 世界保健機関(WHO)では、すべての成人の減塩目標を5gとしており、欧米のいくつかの国では、高血圧の方だけでなくすべての人に6g未満を推奨しています。
塩蔵食品を毎日のように食べている人は、食べていない人にくらべて胃がんのリスクが高くなることが研究で明らかになっています。 塩分(ナトリウム)は体に必要不可欠な栄養素ですが、取りすぎには注意しましょう。