衝撃的なニュースです。
オーガニック製品や植物性の製品を摂取する目的は「体によさそうだから」という意見が多いと思います。
いわゆる安全神話というものですが、概要をこちらに記載いたします。
市販のプロテインパウダーに関する調査で、許容量を超える鉛やカドミウムが含まれている製品があることが判明しました。特に、植物性やオーガニック、チョコレート味の製品でその傾向が顕著です。具体的には、オーガニック製品は非オーガニック製品に比べて平均で鉛が3倍、カドミウムが2倍含まれており、植物性パウダーはホエイパウダーと比べて鉛の含有量が3倍に上りました。また、チョコレート味の製品はバニラ味に比べて鉛が4倍、カドミウムが最大で110倍含まれていました。これらの重金属は人体に有害であり、特に鉛はどんな量でも有害とされ、カドミウムは発がん性があり、心臓や腎臓などに毒性を持ちます。消費者は、製品選択の際にこれらの情報を考慮し、信頼性の高いブランドや成分表示を確認することが重要です。
参考URL:
https://www.cnn.co.jp/fringe/35228153.html
当然と言えば当然なのですが、ホエイプロテインの原料はミルクです。牛のすべてをミンチにして作っているわけではなく、ミルクに含まれるホエイ蛋白から作られます。水銀などもそうですが、ミルクにはほとんど移行しないと言われているため、選択的にミルクには栄養が含まれていることになります。
が、植物性プロテイン例えばソイプロテインは油脂を取り除いた大豆のタンパク質を抽出していて粉末にしているため、本来植物に含まれている成分がとれることになります。
過去の当社の調査でも植物性プロテインには「アルミニウム」がとりわけ多く、ホエイプロテインはほぼ有害金属は入っていませんでした。
プロテインとして摂取する際には注意すべき点かもしれません。
ただし、ホエイプロテインだからいいんだ!とも言い切れません。
グラスフェッドプロテインというストレスの少ない牧草牛からつくったホエイプロテインを飲んでいた方の髪の毛から飲む前と比べて百倍のカドミウムが検出されたこともありました。
そのためやはり信頼の高いブランドのプロテインを摂取することが大切だと思います。
まとめると
市販のプロテインパウダーにおいて、重金属(鉛・カドミウムなど)が許容量を超えて含まれる製品があることが判明しました。特に、植物性プロテイン、オーガニック製品、およびチョコレート味の製品で高い傾向が確認されています。
- オーガニック製品:非オーガニック製品と比較して、鉛が3倍、カドミウムが2倍多く含まれる。
- 植物性プロテイン:ホエイプロテインと比較し、鉛の含有量が約3倍高い。
- チョコレート味:バニラ味と比較して、鉛が4倍、カドミウムが最大110倍。
原因の考察
- ホエイプロテイン(ミルク由来):有害金属が乳製品にはほとんど移行しない性質から、重金属のリスクは低いと考えられています。
- 植物性プロテイン(大豆由来など):植物が成長過程で土壌から吸収した重金属がそのまま製品に含まれる可能性がある。
ただし、ホエイプロテインでも「グラスフェッド」とされる製品を摂取しはじめた方の毛髪から摂取する前と比べて百倍のカドミウムが検出されたケースがあるため、すべてが安全という保証はありません。
そのために
- 信頼性の高いブランドや適切にテストされた製品を選ぶ。
- 製品の成分表示をよく確認し、不必要なリスクを避ける。
- 必要に応じて成分分析を行い、安全性を確認することを推奨。
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