“予防医学”を研究している会社で働いているというのに、入社するまで健康に気を遣うことがほとんどなかった。
もちろん健康でいることがいいけど、だからって体にいいことや健康のためにって何かをしたりすることはほとんどなかった。
こじゃれたカフェでランチに十五穀米を選ぶのは、健康にいいからではなくて、そのほうがなんとなく女子っぽいから。
エクササイズや運動は、あくまでやせるためにするもので、健康のためじゃない。
そんなふうに生きてきたけど根が丈夫なので、ありがたいことに今までは大きな病気をすることもなく健康診断でひっかかることもなくきて、なおさら健康を意識することがない。
あ、あと、性格がグータラなので、そういうことをするのがめんどくさいってのも大きい。
「若いうちはそれで良くても、年をとるとツケがきますよ!」
と会社の管理栄養士に怖い顔で脅かされ、とうに“若いうち”は過ぎている私はそう言われればお肌の調子が良くないし、お仕事終わって家に帰ると何もしたくないくらい疲れてたりするとは告白できなかった。
「寄る年波には勝てないわよねぇ」などと思ってたけど、実はもう少し健康に気を遣うともう少し何とかなるのかしら?
寄る年波には勝てなくても少なくともお肌がもう少しピンとしてくるとか代謝をあげて痩せやすい体になるとか、ほら、健康に付随してそういうことも良くなってくるはずだし。
そんなふうに徐々に健康に目覚めてきたのだけど、食事を全面的に見直したり、サプリを飲んだりするのはどうにもめんどくさい。
こんなこと、健康意識の高いこの会社で大きな声で言えないけど、忙しいとコンビニ弁当で食事をすませることが続いたりする。
で、スムージーを飲むようにした。
ちまたではかなり前から大流行してるけど、こんな私はもちろん今まで未体験。
でも、やっぱりちょっと健康を意識するようになると、なんか体にいいことをしなくてはという気になるのだ。
そんでもってスムージーを作って飲んでるってだけで、なんとなく体にいい気がしてくるのだ。
ちなみにこの写真は、桃とバナナとヨーグルトと牛乳のスムージー。
あ、小松菜とか入れませんから。
健康には気を遣うけど、おいしさ重視で。
written by Perry