元素周期表

今日、2016年2月8日、Googleロゴはドミトリ メンデレーエフ生誕182周年を記念したものになっています。
誰?と思って調べてみると、ら・べるびぃ予防医学研究所とも関係があったのでご紹介します。1834年1月27日(グレゴリオ暦2月8日)に生まれたドミトリ メンデレーエフは、ロシアの化学者で、元素の周期律表を作成し、それまでに発見されていた元素を並べ周期的に性質を同じくした元素が現れることを確認し、発見されていなかった数々の元素の存在を予言したことで知られているそうです(wikipediaよりhttps://goo.gl/V2qfpB)。

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元素の周期表、私はら・べるびぃで仕事をするようになってから元素について学ぶ機会が多くなりました。
「多くなりました」と書きましたが、高校を以来、元素について考えることなんて皆無だったといってもいいかもしれません。

“水兵リーベ僕の船…”って覚えましたよね?
入社したばかりのころは、この先は全く覚えていなかったのですが、今ではミネラル検査で測定する元素記号と性質だけは覚えました。

宇宙のすべての物質は元素でできている。

って、なんだかとてもロマンティックに響きます。

元素周期表はミネラルガイドにも載っていますが、文部科学省のHPからもダウンロードできます。
文部科学省 ダウンロードページ
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東京エレクトロンという会社の元素周期表は、パソコンの画面を専用のアプリでかざしてみるとアニメが動きます。
東京エレクトロン 元素周期表ページ

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たまには元素周期表を眺めるというのも楽しそうです。

「私たちの体、住んでいる地球、そして宇宙。
この世に存在するすべてのものは、元素同士の化学反応によってできています。
これらの自然科学の摂理を凝縮した万能の道具が、周期表です」

というAmazonの内容紹介文に惹かれて読んだこちらの本は、化学が苦手な私でも元素って面白い!と思わせてくれました。
オススメです。
『元素周期表で世界はすべて読み解ける 宇宙、地球、人体の成り立ち』

written by Perry

現代人はミネラル不足

●現代人はミネラル不足
厚生労働省の国民栄養調査結果によると、日本人は男性、女性ともに必要なミネラルが摂れていません。現代の日本人のミネラル摂取量は年々減少しているのです。h1
なぜなのでしょうか?
●野菜からミネラルが減っている!
これは、野菜に含まれるミネラル量の変化をグラフにしたものです。h2
50年前に比べ野菜に含まれるミネラルが減少しているのがわかります。
たとえば、鉄が多く含まれる代表のほうれん草では、鉄の量は約半分にまで減っています。

なぜなのでしょうか?

 

●土から失われるミネラル
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私たちは、生きていくために必要なミネラルを野菜などの食物から摂ります。

でも、過去100年で農地のミネラルはこんなに減っているのです。
減少量が最も少ないオーストラリアでも半分以下、北米大陸では実に85%のミネラルが土から失われてしまったのです。

これは、化学農業の発達に伴いリン・窒素・カリウムのみが入った化学肥料が多用され土壌からその他のミネラルが失われたこと、さらに、下水が発達し、排せつ物が肥料として使われなくなり、2000年以上続いてきた農地へのミネラルの循環が失われたためです。

ミネラルを失った土で育った野菜は、当然ミネラルの量も少なくなります。

こうして、野菜をたくさん食べても十分なミネラル量の摂取が難しくなってしまったのです。

ミネラルは人間が生きていくために欠かせない大切な栄養素です。
ミネラルが豊富な土地で育てられた野菜や果物を食べる、サプリメントを上手に取り入れるなどミネラルをしっかり補給していきましょう。

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written by perry

ザ!世界仰天ニュース 金属アレルギーでハゲてしまった女性!

4月22日放送の『ザ!世界仰天ニュース』で「黒髪を奪った恐怖のアレルギー」という放送を見ました。

ある日突然髪が抜け始めてしまった女性がいました。
彼女は円形脱毛症と診断され、色々な治療を行いますが症状は悪化していきました。
やがて髪はほとんど抜け落ち、彼女は人目を避け引きこもりがちになってしまいます。
病院に行った結果、ついにその原因が判明します。それは、子供の頃に詰めた銀歯による金属アレルギーだったのです。原因が判明してからの、見事な回復に驚かされました。

銀歯はないから大丈夫と思っていませんか?残念ながら体内から有害重金属(有害ミネラル)が検出されない方はほとんどいないでしょう。

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有害ミネラルとは水銀、ヒ素、アルミニウム、鉛、カドミウム、ニッケル、スズなどの重金属です。毛髪ミネラル検査を受けると水銀、ヒ素、アルミはほとんどの人から検出されます。もちろんあなたからもです。
続いてカドミウム、スズ、ニッケルなどが比較的多いようです。
水質汚染された魚介類、歯科治療、古い水道管や大気汚染、喫煙などから、これらの有害重金属が人体に入ってきては蓄積していくのです。

普段は何気なく調子が悪い、病院に行っても病名がつかない時、もしかしたら体内に有害金属が溜まっているかもしれないのです。体の中に有害金属が溜まると、様々な症状を引き起こします。
みなさん、自分の健康のために、毛髪ミネラル検査から始めてみませんか?

written by Shou

毛髪ミネラル検査は有害金属を含め29種類のミネラル・金属を測定します。

ご自宅で受けられますので、有害金属の蓄積を確認するのに適しています。

毛髪ミネラル検査はこちらから

ミネラルとビタミンの関係

ミネラルやビタミンは体内では合成できませんが生体の機能を正常に保つには必要な栄養素です。ミネラルとは人体を構成する無機質(鉱物)の中で酸素や炭素、水素、窒素の除いたものをいいます。
ミネラルは13種類あり、比較的体内に多く含まれるカルシウムやリンなど5種類を多量ミネラル、極わずかな鉄や銅、亜鉛など8種類を微量ミネラルとして、食事摂取基準が策定されています。

Vitamins & minerals

主なミネラルの働きは、骨や歯など組織の構成成分、心肺機能や筋肉機能、体内浸透圧の調節など生命活動に必要な生理機能の調節、代謝に必要な酵素・ホルモンの構成成分、酵素の活性化など、生体が活動する上で必要なあらゆる機能に関与し、このような働きのバランスを保っています。

一方、ビタミンはミネラルが無機質であるのに対し炭素を主成分とした有機質です。
ビタミンはミネラルのように生体の構成成分になることはなく、その多くが代謝を行う酵素の補酵素として働いています。
補酵素とは酵素が活性を発揮するのをスムーズに行うための補助剤であることから、潤滑油としてよく例えられます。
ビタミンは13種類あり、ビタミンAやビタミンDなど脂に溶けやすい脂溶性ビタミンと、ビタミンB群やビタミンCなど水に溶けやすい水溶性ビタミンに分類されます。

ヒトは糖質、脂質、たんぱく質の3大栄養素を栄養素として利用するために化学的に分解し利用できる形態に変化(代謝)させなければなりません。
ミネラルやビタミンは、この代謝をうまく機能させるための触媒のような働き行い代謝をサポートしています。

written by ら・べるびぃ予防医学研究所 検査室長 Y.

ビタミンとミネラル

今回はビタミン・ミネラルの不足と過剰症について話したいと思います。

女性に不足しがちなビタミン・ミネラルを補うだけで美肌が手に入る

女性はしっかりとしたダイエットとまではいかなくても、毎日の食事を気にしているという人が多いと思います。そこで不足しがちになるのがビタミンとミネラルです。

抗酸化作用の高いビタミンCやEをとって美肌へつなげる

美肌の一番の敵はシミやシワです。このシミやシワは紫外線を浴びることや体内に溜まった活性酸素が原因と言われています。紫外線を予防するには日焼け止めなどを使うことができますが、体内の活性酸素は食品などで抑えるしかないと言われています。

その活性酸素を抑える抗酸化作用のあるものはビタミンCとEと言われています。ビタミンCを多く含む食品はレモン、ブロッコリー、ピーマン、海苔といったものがあげられます。

では、ビタミンCはどのくらい摂るのが望ましいのでしょうか。

懐血病さえ予防できればよい、というのであれば、必要量は100ミリグラムで足りることになります。

でも、この量では風邪予防もままなりません。ビタミンCは白血球を活性化してウイルスや病原菌を攻撃し、風邪を予防します。

 

さらに、ビタミンCにはコラーゲンの生成を助ける働きがあります。皮膚のシワの原因は、多くの場合ビタミンCの欠乏です。

つまり、お肌をいきいきと保つにはビタミンCをたっぷり摂る必要があるのです。

そこで、風邪の予防にも効果があり、シワをできにくくするには、1000~2000ミリグラムは必要だと言われています。

 

また、現代人に付きものなのがストレスです。

さまざまな研究でストレスが体内のビタミンCを消耗することがわかっています。それは、ストレスに対抗するホルモンを生産するときにビタミンCが必要だからです。

そのホルモンをつくるのは、おもに副腎という臓器です。じつは、体内でビタミンC濃度がもっとも高い臓器は副腎なのです。

ビタミンCの摂取量が少ないと、ストレス対抗のために優先的に使われ、そのほかの役割に回らなくなる可能性があります。

 

さらに、ビタミンCの抗酸化力で高齢になったときの白内障を予防して、お肌のシミも予防したいとしたらどれくらいビタミンCが必要でしょうか?。

この場合には、さらに量を増やさなければいけません。1日に2000~2500ミリグラムくらいは必要かもしれません。

私は美容と病気予防のため、1000ミリグラム を一日に二回、摂るようにしています。

 

 

 

 

 

 

 

さて、ビタミンEはアーモンド、抹茶(緑茶)、ひまわり油といったものに多く含まれています。ビタミンEは意外に摂りにくいとされているので日頃使っている油をひまわり油などに替えて摂取するといいかもしれません。
ビタミンの過剰症について
水溶性ビタミンは、過剰に摂取した場合でも、尿として体外に排泄されるので、多少摂取しすぎても心配ありません。
脂溶性ビタミンは肝臓をはじめとする体内に蓄積されるため、過剰摂取による副作用が出てくる危険性があります。良く知られている通り、ビタミンAを取りすぎると軽度の場合、下痢など食中毒様症状、重篤な場合、倦怠感・皮膚障害などが起こる場合があります。妊婦が過剰摂取した場合には催奇形性のリスクが高くなります。また、ビタミンDを取り過ぎると、高カルシウム血症のリスクが高まります。
ミネラルの過剰症について
ミネラルはビタミンに比べ安全領域が狭く、過剰症には特に注意が必要です。
カルシウム…便秘、尿路結石、他のミネラル吸収を阻害、マグネシウム欠乏症
亜鉛… 頭痛、吐き気、胃腸障害、貧血、イライラなどなど。
では、上限摂取量はどのくらいなのか?と申しますと…

ビタミンA: 3000μg βカロテン: 25mg ビタミンD: 60μg

ビタミンE1000mg ビタミンK10mg ビタミンC2500mg

ビタミンB1: 100mg ビタミンB2: 200mg ナイアシン: 1500mg

ビタミンB6: 100mg  葉酸: 1000μg ビタミンB12: 3000μg

ビオチン: 2500μg パントテン酸: 1000mg

カルシウム: 1500mg マグネシウム: 400mg クロム: 1000μg

マンガン: 10mg セレン: 200μg 亜鉛: 30mg
鉄: 60mg

この基準は、栄養の先進国であるアメリカのアメリカ栄養評議会(CRN)という安全性の評価や検討に関する協会のものです。
CRNはサプリメントに対する上限摂取量を設定しており、人がサプリメントとして摂取する場合の副作用非発現量といっています。
なんでもそうですが、体によいとされているものでも、単体で過剰に取りすぎると、かえって体を悪くしてしまうのと同じで、バランスよく摂取するのが大切です。
複数の栄養素がバランスよく配合されたものを摂取基準を守って摂取して下さい。

written by Shou

お酒を飲むと亜鉛が失われる!

一般的に、アルコールは、肝臓で最終的に酢酸まで分解されるのですが、これにはアルコール脱水素酵素・アルデヒド脱水素酵素が働いています。
亜鉛はこれらの酵素だけでなく、様々な酵素を活性化するために消費されますので、体内で不足すると酵素を作ることができなくなります。

お酒をたくさん飲むと、アルコール脱水酵素がたくさん必要になって、大量の亜鉛が消費されます。
お酒を頻繁飲む方は、慢性的な亜鉛不足に陥りがちです。
普段のお食事から亜鉛をバランスよく摂取するよう、心がける必要があります。

それでは、亜鉛を多く含む食品をご紹介します!

成人男子目安量:9.0mg
成人女子目安量:7.0mg

※食品100g当たり亜鉛の含有量 単位:mg
牡蠣(生)                         13.2

パルメザンチーズ              7.3

煮干し                                7.2

ピュアココア                     7.0

レバー(豚)                     6.9

抹茶(粉)                         6.3

カシューナッツ                  5.4

牛肩肉(和牛)                  4.9

アーモンド                         4.4

たいらがい                         4.3

タラバガニ                         4.2

たまご(卵黄)                  4.2

ローストビーフ                  4.1

焼きのり                            3.6

カレー粉                            2.9

切干大根                            2.1 等々

 

いつものお食事にもう一品、亜鉛を多く含むおかずを加えましょう。

自分の亜鉛値を知りたい方は毛髪ミネラル検査をお勧めします。

亜鉛を含め29種類のミネラルや金属を測定します。

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written by Mica

 

謹賀新年

皆様、明けましておめでとうございます。

新年を迎え皆様方もそれぞれの状況でそれぞれの「誓い」や「目標」を立て、初詣で健康長寿、家内安全、商売繁盛、合格祈願、恋愛や結婚成就、ダイエット等々1年に1回の神頼みをされたことと思います。

ちなみに私は昨年末に新年の分も含め、年末ジャンボ7億円の当選を力一杯祈っていました。
結果は、私が今ここで会社のブログ原稿を書いていることから容易に想像出来たことと思います。

長寿、安全、繁盛、合格、成就など何事も健康であってのことです。

医学や科学の進歩により日本も超(?)高齢化社会になってきました。
2013年の平均寿命は男80.2歳、女86.6歳で女性は世界一でした。
高齢化、長寿社会で最も求められるのが健康です、動けない状態で7億円の宝くじが当たっても全く意味のないことです。(中には7億円当たると突然健康になる人もいるかもしれませんが、、、、)

健康を保つ秘訣はこれこそ人によって千差万別でしょう。
継続的な運動をして健康を保つ人、なるべく体に負担をかけずに健康を保つ人、心の安らぎを求め健康を保つ人など様々です。

万人に共通していることは空気を吸って、口から水分や食物を摂取することでしょう。
綺麗な空気と、生命維持活動に必要なエネルギー源となる炭水化物、脂質、タンパク質の3大栄養素を摂る事は当然必要ですが、微量栄養素である必須ミネラル類やビタミン類も人の体には欠かせません。

体内で生成できないミネラルやビタミンは食事やサプリメントとして外部から補給しなければなりません。
また一部のミネラルやビタミンはその吸収過程においてお互い影響を及ぼしていますから、必要なミネラルやビタミを正しく摂る必要があります。

一方不要な有害金属を体外へ排出する事は健康を維持するうえで大変重要なことだと言われています。
ミネラルのみならず、ビタミンや抗酸化力のある食物などバランスよく摂って多くの人々が健康で長生き出来るよう願ってやみません。

病気になって健康の有難さを知ると言いますが今後は健康であって健康の有難さを知ることが重要になると思われます。
皆様方も健康で長寿を目指し予防医学の観点から自分の生活、行動を今一度見直す年にされては如何でしょうか。

written by 植山(ら・べるびぃ予防医学研究所長)

マンガン(Mn)~愛情ミネラル


マンガン(Mn)は原子番号25の元素です。
1774年、スウェーデンのヨハン・ゴットリーブ・ガーン氏により発見されました。
当初、マンガンは人体に対して重要視されなかったのですが、マンガンを与えないで飼育されたウサギは、不妊になりやすく子供を産んでも障害が出るという実験結果があり、注目されるようになりました。
その後、ホルモンの合成作用に関わる機能が発見され、別名愛情ミネラルと呼ばれるようになりました。

体内に含まれるマンガンは微量ですが、酸化ストレスに対抗するために欠かせないミネラルです。
特に女性に対して、その皮膚代謝に重要な役割を担っています。
適量のマンガンは副腎髄質ホルモンの分泌の調節に関与し、肌の表面に蓄積されている角質を除去してくれますので、ツヤとハリの増加や、しわの減少に繋がります。
そのため、マンガンは女性用のサプリメントや化粧品によく使われています。

そこで、気になるマンガンを多く含む主な食材はこちらです。
成人男子目安量:4.0mg
成人女子目安量:3.5mg

※食品100g当たりのマンガンの含有量 単位:mg
せん茶の茶葉 55.00
あおさ(乾) 17.00
青のり(乾) 13.00
黒胡椒 6.34
きくらげ(乾) 6.18
アマランサス 6.14
しょうが 5.01
カレー粉 4.84
日本茶(玉露) 4.60
凍り豆腐(乾) 4.50
干しえび 3.93
くるみ 3.44
ごま 2.52

冬の寒い時期には、あたたかいお茶を飲むことでマンガンの摂取ができちゃいますので、3時にはお茶を飲みましょう。

written by Mica

ビタミン13種類を教えましょう。

ビタミンの働きと多く含む食材

脂溶性

①  ビタミンA
皮膚や目を健康に保ち、免疫力を守る。動物性食品に多いレチノールのほか、緑黄色野菜などに多く含まれる植物性のカロテン類(ベータカロテンなど)がある。カロテン類には抗酸化作用も
鶏レバー、豚レバー、焼きのり、ウナギのかば焼き

②ビタミンD
カルシウムの吸収を手助けし、骨や歯の形成を支える。子供で不足するとくる病、女性や高齢者で不足すると骨粗しょう症の原因に。魚介類やキノコ類に多い
乾燥キクラゲ、アンコウの肝、シラス干し、イクラ、クロカジキ

③ビタミンE
有害な活性酸素を取り除く抗酸化作用
アーモンド、綿実油、サフラワー油、アンコウの肝、ピーナツ

④ビタミンK
血液を凝固させて出血を止める止血作用。緑黄色野菜や納豆などの発酵食品に多い
わかめ、モロヘイヤ、納豆、あしたば、バジル、焼きのり

水溶性
⑤ビタミンC
血管や皮膚を守るほか、活性酸素を取り除く抗酸化作用も。喫煙やストレスで失われやすい。野菜や果物に多い
赤ピーマン、芽キャベツ、黄ピーマン、菜の花、レモン、カリフラワー

ビタミンB群
⑥ビタミンB1
糖分をエネルギーへと変換するのに必要。不足すると疲れやすくなったり、イライラしたりする。玄米などに多いことで知られる
豚ヒレ肉、いりごま、ボンレスハム、ウナギのかば焼き、タラコ

⑦ビタミンB2
様々な栄養素がエネルギーに変わるのを助ける。乳製品や肉類などのほか、納豆や野菜にも幅広く含まれる
豚レバー、牛レバー、鶏レバー、干ししいたけ、干しひじき

⑧ビタミンB6
食事から体に必要なたんぱく質を再合成し、成長を促進する
にんにく、ピスタチオ、ミナミマグロ赤身、牛レバー、カツオ

⑨ビタミンB12
赤血球を作るのを手助けして貧血を予防。動物性食品に含まれる
シジミ、赤貝、焼きのり、牛レバー、アサリ

⑩パンテトン酸
脂質や等質、たんぱく質の代謝にかかわる
鶏レバー、豚レバー、牛レバー、タラコ、納豆

⑪ナイアシン
エネルギー代謝やアルコール分解など。不足すると食欲減退などになる
カツオ削り節、辛子めんたいこ、キハダマグロ、ピーナツ、干ししいたけ

⑫葉酸
赤血球の生産にかかわる。胎児や乳幼児の発育にも重要。緑黄色野菜に多い
焼きのり、鶏レバー、牛レバー、ウニ、菜の花

⑬ビオチン
皮膚や毛髪を健康に保つ
卵、レバー、イワシ、ナッツ類、カリフラワー

ちなみに

13種類のミネラル

カルシウム(Ca)、リン(P)、カリウム(K)、ナトリウム(Na)、マグネシウム(Mg)、亜鉛(Zn)、クロム(Cr)、セレン(Se)、鉄(Fe)、銅(Cu)、マンガン(Mn)、モリブデン(Mo)、ヨウ素(I)

です。言われてみればわかりますが、再認識しておきましょう。

 

written by 米川

 

栄養学の進歩について

栄養素とは食品の成分として消費される物質で、
“1. エネルギーを供給するもの”
“2. 成長・発達・生命維持に必要なもの”
“3. 不足すると特有の生化学上または生理学上の変化が起こる原因となるもの”とし、
どれかひとつでも当てはまれば栄養素と定義されます。

特に必要な栄養素は「たんぱく質」、「脂質」、「炭水化物」、「ビタミン」、「ミネラル」の5つで、これらを「5大栄養素」といいます。
近年では科学技術の発展とともに、これら以外の栄養素も注目を集めるようになり、「食物繊維」を加えた6大栄養素、さらに「フィトケミカル」を加えた7大栄養素という考え方も出始めています。

 

 

 

 

 

 

 

 

一方で、生活習慣病や糖尿病、肥満、アレルギー、がんなどを予防するために食の改善から予防出来ないかという目的のもと、1984年に国家プロジェクトが世界に先駆け日本で行われています(いわゆる機能性食品の研究)。
この研究から、食品の持つ、健康維持、病気の改善・予防効果の関連性が判明するにつれ、食品には栄養機能(一次機能)、味・香りなどの感覚機能(二次機能)、生体調整機能(三次機能)があることが明らかになってきています。

それにともない、食物繊維入り飲料、オリゴ糖入り飲料、アミノ酸入り飲料などが発売され、昨今の特定保健用食品(トクホ)へとブームがつながっているともいえます。

機能性食品の成分にどのような効果が期待されているのでしょうか?

その一例として、酸化ストレスの軽減が期待されるカロテン、フラボン、フラボノール、がんのリスク軽減に期待される単純ポリフェノールなどが挙げられます。今後、さらに研究が進み、病気に関連性がある成分の発見やその作用機構が明らかになれば、私たちの生活はより良いものになるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

written by:ら・べるびぃ予防医学研究所 「よ」