ら・べるびぃの毛髪や爪以外のミネラル検査って何があるの?

よく聞かれることが多かったので、なんとなく記事にしてみました。

当社は毛髪の元素分析からはじまっております。

当社が使用している分析装置はICP-MSという無機分析専門の分析装置となります。

たまたま当社は毛髪をメインで使用しているだけですが、当然毛髪専用の分析装置ではありません。

溶液に含まれている、元素の数を調べる装置なので、前処理をしっかりしていれば、色々なものを測ることができるのです。

当社は毛髪という固形物を溶かすノウハウがあるため、このノウハウを生かして多くの試料に適用することができるのです。

そこで現在行っている測定は以下の通りです。

・水ミネラル検査 水のミネラルを測定します。

・プロテイン粉末ミネラル分析 プロテイン粉末のミネラルを測定します。

・米ミネラル分析 米のミネラルを分析します。

・清涼飲料水ミネラル分析 水以外の清涼飲料水のミネラルを測定します。

・母乳ミネラル分析 母乳中のミネラルを分析します。

ご興味があればこちらからお申込みいただけます。

https://www.lbv.jp/lbv-ec/category/item/mineral/drinkfood/

他にもこんなものが測定できないか、などご相談がございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。

【衝撃】お、お、オーガニックや植物性プロテイン製品の鉛、カドミウムが数倍含まれていた

衝撃的なニュースです。

オーガニック製品や植物性の製品を摂取する目的は「体によさそうだから」という意見が多いと思います。

いわゆる安全神話というものですが、概要をこちらに記載いたします。

市販のプロテインパウダーに関する調査で、許容量を超える鉛やカドミウムが含まれている製品があることが判明しました。特に、植物性やオーガニック、チョコレート味の製品でその傾向が顕著です。具体的には、オーガニック製品は非オーガニック製品に比べて平均で鉛が3倍、カドミウムが2倍含まれており、植物性パウダーはホエイパウダーと比べて鉛の含有量が3倍に上りました。また、チョコレート味の製品はバニラ味に比べて鉛が4倍、カドミウムが最大で110倍含まれていました。これらの重金属は人体に有害であり、特に鉛はどんな量でも有害とされ、カドミウムは発がん性があり、心臓や腎臓などに毒性を持ちます。消費者は、製品選択の際にこれらの情報を考慮し、信頼性の高いブランドや成分表示を確認することが重要です。

参考URL:

https://www.cnn.co.jp/fringe/35228153.html

当然と言えば当然なのですが、ホエイプロテインの原料はミルクです。牛のすべてをミンチにして作っているわけではなく、ミルクに含まれるホエイ蛋白から作られます。水銀などもそうですが、ミルクにはほとんど移行しないと言われているため、選択的にミルクには栄養が含まれていることになります。

が、植物性プロテイン例えばソイプロテインは油脂を取り除いた大豆のタンパク質を抽出していて粉末にしているため、本来植物に含まれている成分がとれることになります。

過去の当社の調査でも植物性プロテインには「アルミニウム」がとりわけ多く、ホエイプロテインはほぼ有害金属は入っていませんでした。

プロテインとして摂取する際には注意すべき点かもしれません。

ただし、ホエイプロテインだからいいんだ!とも言い切れません。

グラスフェッドプロテインというストレスの少ない牧草牛からつくったホエイプロテインを飲んでいた方の髪の毛から飲む前と比べて百倍のカドミウムが検出されたこともありました。

そのためやはり信頼の高いブランドのプロテインを摂取することが大切だと思います。

まとめると

市販のプロテインパウダーにおいて、重金属(鉛・カドミウムなど)が許容量を超えて含まれる製品があることが判明しました。特に、植物性プロテインオーガニック製品、およびチョコレート味の製品で高い傾向が確認されています。

  • オーガニック製品:非オーガニック製品と比較して、鉛が3倍、カドミウムが2倍多く含まれる。
  • 植物性プロテイン:ホエイプロテインと比較し、鉛の含有量が約3倍高い。
  • チョコレート味:バニラ味と比較して、鉛が4倍、カドミウムが最大110倍。

原因の考察

  • ホエイプロテイン(ミルク由来):有害金属が乳製品にはほとんど移行しない性質から、重金属のリスクは低いと考えられています。
  • 植物性プロテイン(大豆由来など):植物が成長過程で土壌から吸収した重金属がそのまま製品に含まれる可能性がある。

ただし、ホエイプロテインでも「グラスフェッド」とされる製品を摂取しはじめた方の毛髪から摂取する前と比べて百倍のカドミウムが検出されたケースがあるため、すべてが安全という保証はありません。

そのために

  1. 信頼性の高いブランドや適切にテストされた製品を選ぶ。
  2. 製品の成分表示をよく確認し、不必要なリスクを避ける。
  3. 必要に応じて成分分析を行い、安全性を確認することを推奨。

以前の当社のブログはこちら

プロテイン粉末に限っては当社の代表が大好きなため、通常ご依頼価格110,000円のところ27,500円でお受けしております。23元素を測定いたします。

1番のトレーニングは食事、と多くの方が言いますが、安心してトレーニングをするためにも成分を分析してみてはいかがでしょうか。

こちらからお申込みいただけます。

愛犬・愛猫爪メタル検査モニター大募集!

家族に負担のない検査を目指して。

「被毛がない」「抜けずらい」などのお声があり、犬猫の爪メタル検査を開始いたします。

爪も被毛と同じ非侵襲性で負担がありません。

有害金属などの蓄積を把握し、ごはんや環境の見直しにご活用いただけます。

〇分析項目(11項目)

水銀(Hg)、鉛(Pb)、カドミウム(Cd)、ヒ素(As)、アルミニウム(Al)、ニッケル(Ni)、タリウム(Tl)、アンチモン(Sb)、スズ(Sn)、ストロンチウム(Sr)、バリウム(Ba)

必須性のない金属を中心に分析をいたします。

フードによっては魚原料であれば、水銀やヒ素、米原料であればヒ素やカドミウムが混入しやすくなります。

〇爪の理由

犬猫の爪は円錐状に伸び、爪母が爪で切る箇所の近くにあるため直近のデータを反映している可能性があります。※人の場合は半年ほど前のデータと考えられています。

〇検査結果

暫定基準値を作成しているため、1ヶ月以内に検査結果をアップロードいたします。

基準値については変更する可能性があります。

〇検査キットの送付

2024年8月より順次検査キットを出荷いたします。

〇申込方法

モニターのお申込みや研究の応援をしてくださるサポーターは下記にお進みください。

https://www.lbv.jp/lbv-ec/?p=1801

毛髪ミネラル検査34元素 予約開始

皆様からご要望の多かった元素を加えて新登場です。

毛髪ミネラル検査34元素。

測定元素の詳細やご予約はこちらからお願いいたします。

◆ 毛髪ミネラル検査とは?

毛髪ミネラル検査は、髪の毛を分析して体内のミネラルバランスをチェックする方法です。髪の毛には血液よりも長期間にわたる栄養状態が反映されるため、現在の健康状態や栄養の過不足を推察することができます。

◆ こんな方に

  • 慢性的な疲労を感じる方
  • ダイエットがうまくいかない方
  • 健康管理に関心がある方
  • 原因不明の不調に長年悩んでいる方
  • 妊娠を希望されている方
  • お子様の発育に悩まれている方

◆ 毛髪ミネラル検査でわかること

  1. 栄養素のバランス: 必要なミネラルの過不足から体内の状態を推察できます。
  2. 有害金属の蓄積: 鉛や水銀など、体に悪影響を及ぼす有害金属の蓄積状況を知ることができます。
  3. 体調不良の原因: 不調の原因がミネラルバランスや有害金属等にあるかもしれません。検査結果から改善策を見つける手助けになります。

【検証レポート】話題の亜鉛導入シャンプー「MAGMAS」で毛髪ミネラル値は変わるのか?!

こんにちは。
今回は、毛髪ミネラル検査を行っている私たちとしても非常に興味を惹かれるシャンプーについて、検証をしてみました!

その名も…
サンスター様の「MAGMAS(マグマス)」
https://jp.sunstar.com/haircare/magmas/product_001.html

このシャンプー、なんと独自の技術で亜鉛をキューティクルの内側まで浸透させるとのこと。
通常、一般的なシャンプーの成分が毛髪ミネラル検査に影響を与えることはほとんどありませんが、これはちょっと気になります……!

検査方法について

私たちは、ICP-MS(誘導結合プラズマ質量分析計)という高感度な機器を使って、毛髪中に含まれるミネラルや有害金属を測定しています。

ICP-MSでは、髪を溶かしてイオン化させ、その中に含まれる元素の量を測定します。
このため、検査前には必ず洗浄処理を行い、髪の表面についた汚れや付着物を除去してから分析に入ります。

つまり、「シャンプーの成分がどこまで内部に浸透しているか」が、毛髪分析に影響を与えるかどうかの鍵になるわけです。

というわけで…社員5人で検証してみました!

MAGMASシャンプーを2週間使用し、使用前後で毛髪ミネラル値を比較してみました。

洗浄処理では「亜鉛が浸透していたって、全部洗い落としてやるぞ!」という気持ちで、いつも通り厳密に処理。
それでも内部に残っていれば、ICP-MSが見逃しません!

結果は……

ドーン!!!!

単位:ng/g

ぜ、全員上がっているううぅぅぅ!!!

全員が14~52%ほど上昇しています。完全敗北です。。。。

MAGMASの亜鉛は、私たちの洗浄処理を乗り越え、毛髪内部にしっかりと浸透していたことが証明されました!

他のミネラル値にはほとんど変化が見られず、「亜鉛だけが上昇」という結果に。
サンスター様、疑ってしまって申し訳ありません! MAGMAS、すごいです!

当社の洗浄に耐えきった強者に乾杯!!

このシャンプーは薄毛に悩まれている方にお勧めなのだそうです。

確かにつけてみると、髪が強くなったようなゴワっとなったような感じがしました。

シャンプーで浸透、するんですね。すごいなぁ。

検査前にはちょっと注意!

毛髪ミネラル検査をご検討の方は、MAGMASなどの浸透型シャンプーを使用すると、外的要因によって亜鉛値が上昇する可能性があるため、検査前の使用はお控えいただくのが望ましいかもしれません。

今後も面白い検証をどんどん行っていきますので、お楽しみに!それではまた!!

毛髪ミネラル検査はこちらから

愛猫ミネラル検査WEB版リリース!

1日でも早く検査結果を知りたい!検査結果をなくしたらどうしよう!そんな方へ

愛猫ミネラル検査がWEB版になり、更に紙版にはなかった機能を追加いたしました。

追加機能① その子の1日のカロリーに対して、推奨ミネラル量、食材量を表示

追加機能② 食材に含まれるミネラル計算ツールを表示

※画像はサンプルです。

手作り食の方の参考となります。

愛猫ミネラル検査WEB版はこちらからお申込みいただけます。

お米を分析してみました

日本人の主食である米。

日本の四大公害病の一つ、イタイイタイ病を学校で習った記憶がある方も多いかと思います。

イタイイタイ病は、カドミウムに汚染された米などを食べて発生しました。

イタイイタイ病は、鉱山から排出されたカドミウムが川の流域や水を汚染し、汚染された農地で採れた米などを食べることにより引き起こされたものです。

実は、私たちが食べている米には微量のカドミウムが含まれています。

厚生労働省によると、日本人におけるカドミウムの1日摂取量の約4割は米から摂取されているものと推定されています。

https://www.mhlw.go.jp/houdou/2003/12/h1209-1c.html

土壌が汚染されると除去が難しく、米はカドミウムをよく吸収します。

また、カドミウムは体内で蓄積され、年齢とともに濃度が高くなって(濃縮されて)いきます。

さらに、米にはカドミウムの他にヒ素も含まれています。

米に含まれる無機ヒ素の量はわずかで、特に無機ヒ素含有量の多いヒジキの比にはなりませんが、米は主食なので摂取する量を考えると決して楽観視は出来ません。

農林水産省によると日本人の無機ヒ素の1日摂取量の約7割は米から摂取されているものと推定されています。

https://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/kome/k_as/exposure.html

当社の毛髪ミネラル検査を受けた方のカドミウム、ヒ素の測定値が高い場合に疑う原因は毎日の常飲常食しているものです。

つまり、水、そして日本人の場合は主食の米などです。

実際に6サンプルの米を測ってみました。

測定装置:ICP-MS

ヒ素の基準値:コーデックス委員会による

カドミウムの基準値:食品衛生法による

米によって含有量が異なります。

ヒ素は最小値48、最大値269でした。基準値を超えている米はありませんでしたが、玄米はやはり高い値でした。

カドミウムは最小値3、最大値89と30倍程の差がありました。基準値を超えている米はありませんが、含有量には大きな差があります。

毛髪ミネラル検査でカドミウム、ヒ素が高値の方の原因究明の一つとして、お米のカドミウムとヒ素を検査するお米のカドミウム・ヒ素検査を開発いたしました。

通常食品の分析は高額になりますが、測定元素をカドミウムとヒ素に限定することで実現いたしました。

カドミウム、ヒ素が気になる方はぜひご自分が毎日食べている米を検査してみてください。

【お米のカドミウム・ヒ素検査】

お申込み方法:いつも予医ファミリー内のサービスに追加

いつも予医ファミリーとは?検査のサブスクです。毎月お好きな検査などを選択し受けることができます。

米のカドミウム・ヒ素以外の元素分析もご希望の方はこちらからお申込みいただけます。

毛髪ヨウ素検査 リリース

皆様から大変多くお問い合わせいただいていた「ヨウ素」について検査が可能となりました。

毛髪ミネラル検査と両方受けると必須ミネラル13種類をすべて測定することが可能となります。

甲状腺ホルモンの材料であるヨウ素の働きは下記をご覧ください。

https://www.lbv.jp/mineral/essential/i.html

お申込みはこちらから

プレミアムドクターに新たな先生が加わります!

本日より毛髪ミネラル検査のプレミアムドクターにアイデス・クリニックの池田勝紀先生が加わっていただきました。

池田先生は等児童発達支援・放課後等デイサービス「キッズプレイスたかなわだい」とキッズプレイスたかなわだいⅡ」を併設し一般診療と発達支援外来を行いながら発達障害のお子さまとご家族のサポートに取り組まれております。

当社の検査はお子様も多く、ぜひ一助になればと思っております。