またもや悲劇

またもや悲劇が発生!!

6日深夜、静岡県三島市で通り魔殺人事件が発生した。

容疑者の会社員(27)は近くの交番に自首。「人を殺せるか試したかった」と話しているという。被害者は通りすがりの会社役員(53)。断じて許せない。

状況から判断して、間欠性爆発性障害(Intermittent Explosive Disorder:IED)または、抗うつ薬SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)の副作用の可能性が疑われる。

容疑者はうつ病でSSRIの服用は無かったか。
90年以降の米国の校内銃乱射事件の90%が葉酸不足タイプのうつ病で抗うつ薬SSRIを服用していた事実があります。抗うつ剤は、うつをバイオタイプ別に分類した場合、その半分においてむしろ症状を悪化させます。

容疑者の両親、会社同僚、友人などが異変に気付けていた可能性もあります。

息子がこのような事件を起こしたら両親や家族は世間で生きていけない。

働き盛りの被害者の家族は路頭に迷う。

起こってからでは遅い。

再発防止に警察や自治体や医療関係者は今こそ行動を起こさねば同様の悲劇が続きます。ご冥福をお祈りします。

合掌。

男性死亡「刺した」通報の会社員の男逮捕 静岡・三島(毎日新聞

written by 筒井 豊春

乳がん見逃すリスク「高濃度乳房」

高濃度乳房の方の場合マンモグラフィ検診だけでは乳ガンを見逃すリスクがある。

乳腺の密度で1~2番目に高い高濃度乳房は、マンモグラフィでは白く映り乳ガンの発見が遅れる。

40歳以上の約4割が高濃度乳房に該当する自治体も。

念のため自身の乳腺密度の確認と、マンモグラフィとは別途に超音波検査を受けるべきです。

『乳がん見逃すリスク「高濃度乳房」知って 厚労省、通知体制を整備 (日本経済新聞 2017/7/3 23:46)』

written by 筒井 豊春

がん検診伸び悩み

小林麻央さんが亡くなられて日本中が悲嘆に暮れている。

今こそがん撲滅に奮起すべきだと思う。

まず禁煙運動の輪を拡げよう。そしてがん検診。欧米に比べ日本人の検診率は低調だが、最大の理由が多忙だそうだ。それから女性の場合は恥ずかしさも一因。
だが、命には代えられない。両方に都合が良いのが郵送検診です。
手遅れになるまえに!

 

がん検診伸び悩み 16年、50%超は男性肺がんのみ
日本経済新聞 2017/6/28

written by 筒井豊春

間質性肺炎

中学以来の親しい先輩が急逝との訃報に茫然自失。

奥さんに話を聞くと間質性肺炎を発症して2週間で旅立たれた由。67歳になられたばかりで来月の初孫の顔も見ずに逝かれた。

間質性肺炎の予防接種は、西田敏行さんがTVで広告していますが私も昨年受けたばかり。どうも先輩は失念していたようだ。慚愧に堪えない。

肺炎は日本人の死因第3位。50代以上の男性で喫煙者に多い。発症して数日から数年で死亡と致死率も高い。予防接種はマストです。

たかが風邪と軽く見てはいけない。「風邪は万病の元」、毎日ビタミンCを摂ろう

合掌。

「間質性肺炎とは」Medical Note

written by 筒井豊春

なぜ、日本人ばかりが「がん」で死ぬのか

米国は90年代以降、がん死亡者数はピークから2割程低下している。一方、日本は毎年罹患率と死亡率の記録更新中です。

研究 欧米ではどんどん減っているのに なぜ、日本人ばかりが「がん」で死ぬのか(週刊現代2014年10月14日)

急増する補完代替療法の臨床試験(朝日新聞2016年11月1日

再び異常事件発生。間欠性爆発性障害か?

再び異常事件発生。中学生の殺人未遂事件。

幸い5歳の女児は重傷だが命に別状はなかった。本当に良かった。中学生は面識がない女児を咄嗟の行動で2階に持ち上げそのまま投げ落とした。通報で駆け付けた警官はその辺にたむろしていた少年を逮捕。

典型的な「間欠性爆発性障害」(IMD)の可能性を疑う。「栄養素のチカラ」(p146 第8章行動障害とADHD)。

小さい頃から目を背けたくなるような動物虐待を平気で行う児童は要警戒。

何度でも言います。「事件が起こってからでは遅い」のです。両親、親戚、近所の大人たち、友人、教師など奇怪な虐待行動する子どもがいたら老婆心で両親に教えて上げて下さい。重大な傷害事件の前兆です。子どもたちとその家族を一生不幸にしないために!!

5歳女児を2階から投げ落とす…容疑の中3逮捕

 

 

医療の質、日本は195カ国中11位

メディカルトリビューンの記事によると、医療の質ではトップ11位。
国民皆保険制度の恩恵と弊害について考えさせられます。

世界疾病負担研究(GBD)2015

Medical Tribune 17.05.25

米・University of Washington、Institute for Health Metrics and Evaluation(IHME)のChristopher J. L. Murray氏らは、世界疾病負担研究(GBD)2015のデータを用いて1990~2015年の世界195カ国・地域における医療の質およびアクセスの変化を新規の指標により定量化。「1990~2015年に世界全体では医療へのアクセスと質は改善していたが、国・地域間の格差はますます拡大していた。2015年時点で日本は195カ国中11位であった」とLancet(2017年5月18日オンライン版)で報告した。

リスク調整原因別の死亡率からHAQを算出

Murray氏らは、質の高い医療が提供されていれば回避できたと考えられる回避可能死亡率を32の疾患分類ごとに求め、これを基に医療へのアクセスと質を評価する定量的指標「Healthcare Access and Quality(HAQ)インデックス(範囲0~100)」を開発した。その際、脳卒中や心疾患など特定の疾患における回避可能死亡率を従来の方法で算出すると、医療へのアクセスと質以外に、食事内容やBMI高値、身体活動状況などのリスク因子への曝露レベルの違いが反映されるとの指摘があった。そこで、同研究では行動・環境リスクへの曝露の影響を極力排除するため、まずリスク調整原因別に死亡率を算出し、これを基にHAQインデックスを算出した。

167カ国で有意な改善

世界195カ国・地域のHAQインデックスの平均値は1990年の40.7から2015年には53.7に、日本では78.3から89.0に上昇、167カ国で有意な改善が確認された(図)。

図. 世界195カ国・地域における医療へのアクセスと質(HAQインデックス)

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しかしその一方で、HAQインデックスが最も高い国と最も低い国との差は1990年の61.6ポイント(範囲23.1~84.7)から、2015年には66.0ポイント(同28.6~94.6)に拡大していた。

2015年時点でHAQインデックスが最も高かったのはアンドラ公国の94.6、次いでアイスランドの93.6、スイスの91.8の順で、6位のオーストラリアを除き、上位10位を西欧諸国が占めていた。日本は11位、カナダは17位、スロベニアは18位と、これらの国は最高十分位に入っていた。英国は30位(HAQインデックス84.6)、米国は35位(同81.3)に位置していた。最もHAQインデックスが低いグループには、サハラ以南アフリカ諸国、アフガニスタン、パプアニューギニアなどが含まれていた。

1990~2015年に韓国、トルコ、ペルー、中国、モルディブは、HAQインデックスの著明な上昇(それぞれ24.1、24.9、23.7、24.7、29.6)が認められた。その要因として医療システムへの資金増加、医療提供者の責任感と管理遂行力などが考えられるが、詳細な分析は今後の課題であるという。

日本は経済発展に見合った医療政策が実現

さらに同研究では、社会・人口統計学インデックス(SDI)を加味して、当該国の経済的発展段階で実現可能と想定されるHAQの最大値をHAQフロンティアとして算出。HAQインデックスとHAQフロンティアとの差を医療へのアクセスと質の潜在的な改善余地として数値化し、各国の医療政策当局の問題意識を高め、具体的政策策定の手がかりとなることを目指した。

日本の2015年時点のHAQフロンティアは90.4で、HAQインデックスとの差は1.3ポイントと小さく(195カ国の平均は20.1)、1990年時点の6.2ポイント(HAQインデックス78.3、HAQフロンティア84.5)に比べてかなり改善しており、「医療へのアクセスおよび質に関しては経済発展に見合った医療政策が実現していることがうかがえる」としている。

https://medical-tribune.co.jp/news/2017/0525508629/

The Silent Epidemic(静かなる流行病)―アルコールの神経毒

米国在住の友人が訪ねてきた。留学以来40年以上の親友である。
「漸く原因が分かったよ」と書籍を土産に貰った。
彼ら夫妻が米国で養子縁組して10年以上になる養女が、原因不明の病気で長年多くの医師に診て貰ってきた。
土産の書籍が「The Silent Epidemic」(静かなる流行病)。
米国で、アルコール依存症の女性から生まれる子供たちに深刻な問題が起きている。
実は養女の母親がアルコール依存症だっただ。

妊娠を予定の女性及び伴侶は飲酒の危険を正確に理解すべきです。
生まれてくる子供たちを不幸にしない為にご紹介させて頂きます。

アメリカでは胎児性アルコール依存症(FASD)で生まれる子供たちが20人に1人という。深刻です。
日本も若い女性が酒豪を自慢話にする時代です。
FASDの危険を認識してほしい。正確な知識で防げる病気です。生まれてくる子供たちの為に禁酒禁煙は必須です。胎児はまず脳から成長します。後悔先に立たず!

The Silent Epidemic(静かなる流行病)