どんなお正月を迎えられましたが?
何かと集まる機会の多いお正月につい飲みすぎたり食べ過ぎたりした方も多いと思います。
仕事や学校の始まりとともに、生活習慣病を予防するために是非運動と食事を調整して下さい。
今回は、食物繊維のおさらいをしてみましょう。
食物繊維とは、人の消化酵素によって消化されない、食物に含まれている難消化性成分の総称です。
食物繊維には、水溶性繊維と不溶性繊維があります。
熟した果物などに含まれている水溶性食物繊維は、血糖値の急激な上昇を抑え、コレステロールの吸収を抑制する作用があります。
また、野菜や穀類、豆類等に含まれている不溶性食物繊維は大腸の働きを促し、便秘を抑制します。
水溶性繊維成〔ペクチン〕
●果物に多く含まれる
●グアー豆酵素分解物
●βグルカン
●難消化性デキストリン
●ポリデキストロース:合成繊維
●イヌリン:こんにゃくごぼうやきくいも
●海藻類
効果:食後の血糖値の急激な上昇の抑制コレステロールの吸収を抑制、肥満の防止。
不溶性繊維成分〔セルロース、ヘミセルロース、リグニン 〕
●植物の細胞壁の主要構成要素。
●野菜など植物性食品から多く得られる
●キチン、キトサン (甲殻類の殻や菌類の細胞壁などの主成分)
効果:野菜や穀類、豆類等に含まれている不溶性食物繊維は、大腸の働きを促す。便秘を抑制。
written by Yasuno(ら・べるびぃ予防医学研究所:中国医師・臨床検査技師)