- ビタミンB6:レバー、豚肉、ささみ、鮭、海藻、アボカド、さつま芋、バナナ
- ビタミンE:ウナギ、タラコ、ホタルイカ、植物油、アーモンド、かぼちゃ、煎茶
- γ-リノレン酸:月見草油
- イソフラボン:おから、豆乳、納豆、豆腐、ゆば、高野豆腐、きな粉、みそ
- 塩分、糖分、カフェイン、アルコール
月経前症候群
20~30代の働く女性の90%が月経前症候群に当てはまる身体症状や精神的な症状を経験しています。
「毛髪ミネラル検査」でミネラルバランスや栄養の過不足を把握し、生活習慣の見直しとミネラルバランスを整えることで月経前症候群の予防と緩和を心掛けましょう。
月経前症候群とは?
月経周期や妊娠をコントロールしている女性ホルモンは、卵巣で作られる エストロゲン(卵胞ホルモン)と プロゲステロン(黄体ホルモン)の2つあり、これらホルモンの分泌をコントロールしているのが脳内の「視床下部」と「下垂体」です。視床下部は自律神経の活動を制御している部位でもあるためストレスの影響を強く受けます。また、月経前のエストロゲンの減少により脳内のセロトニン分泌作用が減少することでうつ様の精神的な症状がより強くでることもあります。従って、女性ホルモンが減少する月経前にストレスが加わると余計に女性ホルモンの分泌を異常にしてしまいます。
女性ホルモンが一気に減少する月経前は、ダイナミックなホルモン変化に身体が対応しきれず、心と身体のさまざまな不調な症状がよくおこります。これらが月経前症候群といわれ、月経前の3~10日間の「黄体期」に起きます。
どんな症状?
イライラ、気分が落ち込む、憂うつ、怒りっぽくなる、攻撃的になる、わけもなく悲しくなって涙が出る、無気力、集中できない、人付合いが悪くなる、腰痛、下腹痛、にきび、肌荒れ、化粧のノリが悪い、むくみ、頭痛、胸の張り、手足の冷え、過食、偏食、過眠・不眠、疲れやすい、能率が低下、おりものが増える、性欲の変化・・など
「女の人なら必ず何個かはあてはまる」と思いますが、調査したところでは20~30歳代の働く女性の90%以上の人がこういった症状にあてはまるという結果がでたそうです。
月経前症候群は月経が来ると上記のような症状が消えてしまうのが特徴で、日常生活に支障をきたす場合には注意が必要です。
ミネラルと月経前症候群の緩和
このようなミネラルを摂取することで月経前症候群の症状緩和が期待できます。
マグネシウム
ストレスを感じるとマグネシウムの体外排泄が増加してしまうので補給が必要です。月経前症候群のうつ様症状やむくみ、神経過敏、生理痛の緩和に有効です。
カルシウム
天然の精神安定剤として睡眠や鎮痛に作用します。
鉄
抗うつや鎮痛緩和に作用するセロトニンとGABAの生合成に関与しています。
亜鉛
エストロゲンとプロゲステロンの働きを助けます。
マンガン
血液の製造に必要です。
これらのミネラルはもともと欠乏しがちであり、月経前症候群に悩まされている方はより一層、普段から「毛髪ミネラル検査」によるチェックをご提案します。
生活習慣と月経前症候群の緩和
月経1週間前は、月経前症候群の症状が最も重く現れます。いつもなら許せることも腹が立ちイライラした場合は、自分がいつもと違うことを思い出して、怒りすぎないように気をつけましょう。この時期は子宮内膜に栄養が必要なため、ダイエット効果がでにくく、身体が水分をためやすくなっているのでむくみやすくなり体重が増えます。
月経前症候群を自己管理するには、まずご自身を認識することが大切で、健康な女性なら誰にでも起こりうるものだとポジティブにとらえることが必要です。そのためには、基礎体温の記録をつけて、体調の変化や症状を把握すると対処しやすくなります。
食事やサプリメント
血流の改善や鎮痛緩和が期待できるものを中心に取り入れましょう。
このような成分が入ったサプリメントの摂取も効果的です。
次の成分はイライラやむくみなどの症状を悪化させることがあるので摂り過ぎに注意しましょう。
ストレス
あれ!?何かいつもと違う・・と感じたときは趣味を楽しんだり、ウォーキングや水泳、ヨガなど適度に身体を動かすことで気分転換に努めましょう。また、普段よりお仕事を減らすことでストレスを軽減することも大切です。