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ら・べるびぃ予防医学研究所




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妊婦

厚生労働省では、妊婦のまぐろを中心とした大型魚の摂取について警鐘をならしています。その理由は、胎児が母親の大型魚の摂取により水銀の影響を受けるリスクを高める可能性があるからです。特に、水銀問題に関しては対処が可能ですので是非関心を持っていただければと考えます

妊娠についての大切な要素

特に自然妊娠を考えている方、高齢出産を考えている方はご両親の体質が重要であると当研究所では考えます。
妊娠の大切な要素は精子と卵子が出会い、その結果できる「受精卵」とその「受精卵」をうけいれる「母体」です。不妊治療の最先端では「受精卵」を人為的に作ることには技術的な進歩をとげていますが、その「受精卵」を受け入れる母体の体質、精子を造り出す父親の体質については病気などの異常が発見されない限り問題にされません。 更にはいえば、受精にこぎつけても、着床し出産するまでの間は長く母体の中にいるわけですから、やはり女性の体質はとても大切な要素となります。そして生まれてくる赤ちゃんは、必ず母親の体質を受け継ぎます。心身ともに健康な母体からは、健康な赤ちゃんがきっと生まれてくるでしょう。

必須ミネラル

自然妊娠のための良い体質造り、そして妊娠後の健康な赤ちゃん造りには必須ミネラルが大変重要です。
代謝は必須ミネラルが関与し、新しい細胞を造り出したり、活性酸素による細胞の損傷を防ぐ抗酸化物質を造りだしたりする体内の化学反応であり、精子や卵子の質、受精、着床後の赤ちゃんの健全な骨格や脳を造るのに大変重要です。
必須ミネラルは自然妊娠のできる良好な母親の体質造り、そして健康な赤ちゃんを生むために欠かせない栄養素といえます。特に人体の代謝をつかさどる必須ミネラル(カルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄など)は現代人にとって常に欠乏しがちなミネラルであるため、しっかり摂取することが重要と考えます。

有害金属

ミネラルは水銀や鉛、砒素、カドミウム、アルミニウムなどの有害金属ともいわれる有害金属もあります。例えば、水銀はマグロ等の大型の魚介類、カドミウムは喫煙など、通常の日常生活の中で体内に入り込みます。これらの有害金属は必須ミネラルに対抗し代謝を阻害します。有害金属は中毒域のような重度の状況でなくとも、特に妊娠を考える方、や妊娠中の方には悪い影響を与える可能性があります。

自然妊娠の邪魔をし、胎児に悪影響を与える水銀

に水銀は胎児に影響を与えることが考えられるため、厚生労働省では、妊婦のまぐろを中心とした大型魚の摂取について警鐘をならしています。その理由は、胎児が母親の大型魚の摂取により水銀の影響を受けるリスクを高める可能性があるからです。日本以外では、妊婦・胎児のみでなく、子供・大人も魚介類の摂取制限を警告している国もあり、諸外国と比べると日本は規制が甘いと言えます。水銀の母体を通しての胎児への悪影響は、はっきりとした科学的根拠がありますが、現状では医師からの指導が一部の医院を除いて行われていないのが現状です。水銀問題に関しては対処が可能ですので是非関心を持っていただければと考えます。
また、厚生労働省は水銀の摂取について「お魚について知っておいてほしいこと」で簡易的に、また「魚介類に含まれる水銀について」で詳しく説明されています。

「魚介類に含まれる水銀について」
「お魚について知っておいてほしいこと」


妊婦が注意すべき魚介類の種類とその摂食量(筋肉)の目安

摂取量(筋肉)の目安魚介類
1回約80gとして妊婦は2か月に1回まで(1週間当たり10g程度)バンドウイルカ
1回約80gとして妊婦は2週間に1回まで(1週間当たり40g程度)コビレゴンドウ
1回約80gとして妊婦は週に1回まで(1週間当たり80g程度)キンメダイ
メカジキ
クロマグロ
メバチ(メバチマグロ)
エッチュウバイガイ
ツチクジラ
マッコウクジラ
1回約80gとして妊婦は週に2回まで
(1週間当たり160g程度)
キダイ
マカジキ
ユメカサゴ
ミナミマグロ
ヨシキリザメ
イシイルカ
クロムツ
参考
  • マグロの中でも、キハダ・ビンナガ・メジマグロ(クロマグロ幼魚)・ツナ缶は通常の摂食で差し支えありませんので、バランス良く摂食して下さい。
  • 魚介類の消費形態ごとの一般的な重量は次のとおりです。
    寿司・刺身一貫又は一切れ当たり15g程度
    刺身一人前当たり80g程度
    切り身一切れ当たり80g程度

厚生労働省 妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項より

その他の有害金属

その他の有害金属においてはこのようなことが考えられています。

  • 鉛は胎盤関門通過し胎児へ移行し、胎児の神経器官の形成に影響を及ぼします。
  • 成人に比して幼少児および胎児の方が鉛の吸収率が高く、感受性も高い傾向にあります。
  • 少量の鉛濃度でも、胎児への神経学的影響および小児のIQ低下の原因になることもあります。
  • ある一定の蓄積が進むと胎児、小児では知能低下、神経行動学的発達障害が観察されます。
  • 鉛は生殖毒性を有し、実験動物にいて精子数の減少、精子運動能の低下および形態の異常をもたらします。
カドミウム
  • カドミウムが胎児に移行するのを胎盤は阻止しますが、母乳には容易に移行します。新生児は母乳よりカドミウムを摂取するケースが多いようです。
  • 喫煙習慣のある妊婦の羊水中カドミウム濃度が喫煙習慣のない妊婦の約3倍であったとの報告があります。
参考
  • 「水俣病からメチル水銀中毒症へ:12.水銀摂取の規制」熊本大学学術資料調査研究推進室
  • Physical and Mental Development of Children with Prenatal Exposure to Mercury from Fish. Stage 1:Preliminary Test at Age 4. National Swedish Environmental Protection Board, Report 3080 Solna, Swedish 1986.
  • 妊娠期間中の毛髪切片水銀濃度と出産時の児毛髪、母胎血、臍帯血水銀濃度との関連, 日本衛生学会誌 62 : 452 , 2007
  • Toxicol, Environ, Health Part A, 56, 513 - 521, 1999.

研究成果の例

当研究所ではこのような研究発表を行っています。

小児における有害金属の蓄積:母親と子どもの関係

小児(0-12歳)とその母親80組を対象とし、比較のため母親と同年代の女性対象群34名を設けて、小児での有害金属の蓄積状況を検討しました。その結果、水銀とヒ素に母親と小児との間で有意な正の相関が認められこと、鉛、カドミウム、アルミニウムでは小児群の3倍近い高い値を示したこと、また、鉛、カドミウム、アルミニウムに蓄積は0-3歳児で高いことがわかりました。これらの結果から、幼少児の発育や発達に及ぼす有害金属の蓄積の影響が懸念されます。


図. 母子の毛髪中鉛レベル
母子の毛髪中鉛レベル

その他の研究成果はこちら

お客様の声

「毛髪ミネラル検査」をご利用いただいた「お客様の声」をご紹介します(掲載はお客様の了解を得ております)。

30歳女性

動機:妊娠したため水銀の値が心配だった。
検査を受けて:水銀の値が高かったのですが、まだ2ヶ月半だったので、電話相談のアドバイスどおり排出する努力をしました。マグロなどは当然食べるのをやめて、ミネラルウォーターや外国産のお茶など少しでも考えられるものは全て飲食するのをやめました。検査を受けてよかったと思います。

32歳女性

動機:妊娠し、子供への影響がないか気になったから。 検査を受けて:今現在の自分の状態がわかり、とても興味深かったです。主人も一緒に検査を受けたのですが、食事にとても気を使うようになりました。出産後に子供も一緒に、また検査を受けたいと思っています。

32歳女性

動機:妊娠したため水銀の値が心配だった。
検査を受けて:客観的な数値として結果を見たことでより具体的に食べる物、身につける物を気をつけるようになった。検査結果とアドバイスがあることによって大変参考になりました。

34歳女性

動機:妊娠中のため、体内のミネラルや栄養についてより深く興味を抱いたため
検査を受けて:日頃から気を付けていたつもりだけれど食事に偏りが見られたので、意識改善が出来るようになった。産後の体の状態を検査していただきたいと考えている。

36歳女性

動機:妊娠したため水銀他有害金属について関心を持った。普段より食生活はかなり気をつけているのでそれがどれくらい体に数値として出てくるかを知りたかった。
検査を受けて:食生活の改善が詳細に分かったこと。健康について考え直すことが出来たこと。

41歳女性

動機:自分の体の中にどれだけ有害物質があるか知りたかったから。
検査を受けて:有害物質を含んでいると思われる魚の摂取量を減らすようにした。


上記のような様々な声を頂戴しております。

水銀の胎児への影響ははっきりとした科学的根拠がありますが、一般には妊婦様に対して専門家からの指導されていないことがほとんどです。体への負担、副作用が全くないという側面から多くのお客様から評価いただいております。



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