アルミニウム
アルミ二ウムは、軽量で加工しやすいため幅広い分野で利用されています。
地中にもっとも多く含まれる金属で、銅の 1000 倍近く存在します。
私たちの身の回りでは、アルミ缶・アルミホイル・食品包装などに使われています。
また、合金のジェラルミンとしても身近な存在です。
近年では痴呆症状を引き起こすことからアルツハイマー病との関係が疑われています。
体内に入る経路として、アルミニウムが使用されている食品添加物(膨張剤・着色料など)や調理器具、保存容器、制汗剤などの経路が多いと考えられています。
下記の内容については検査結果に付属しております有害金属ハンドブックをご参照願います。 ※有害金属ハンドブックは、爪ミネラル検査の検査結果表に付属します。
汚染源となり得るもの
過剰蓄積による疾病や症状
解毒・排出を促進するミネラルやビタミン
ヒ素
ヒ素は、紀元前3世紀ごろにはギリシャの学者がヒ素のもたらす症状について書き記しています。
古くから顔料や薬として利用され、ヒポクラテスが潰瘍に効くと記し、中国でも膿瘍などの治療に使われてきました。
また、毒としての歴史も古く、ローマ時代からルネッサンス以降まで毒殺の道具として頻繁に歴史に登場しています。
現代においては、ヒ素は重要な工業原料の一つで、半導体、高速通信、発光ダイオードなどに利用されています。
ヒ素には、有機ヒ素と無機ヒ素があり、高分子の有機ヒ素よりも無機ヒ素の方が毒性が強いと言われています。
無機ヒ素化合物は、皮膚や肺に対し発ガン性が報告されています。
海藻類から摂取されるヒ素の多くは、大部分が有機ヒ素化合物として含まれているため問題はないといわれています。
ただしヒジキは例外的に微量ながらも無機ヒ素を含んでいるので過剰摂取は控えて下さい。
下記の内容については検査結果に付属しております有害金属ハンドブックをご参照願います。 ※有害金属ハンドブックは、爪ミネラル検査の検査結果表に付属します。
汚染源となり得るもの
過剰蓄積による疾病や症状
解毒・排出を促進するミネラルやビタミン
カドミウム
イタイイタイ病の原因となった公害物質として知られているカドミウムは、21世紀初頭まで、日本での利用の95%が電池(ニッカド電池)の負極としてのものでした。
その他合金の素材や顔料、メッキ、半導体など、産業界で広く使われています。また、石油や石炭の燃焼による排出もあり、その広がりは水銀と並び有害金属の双璧といえる存在です。
水銀と同じように、食べ物を通じて体内に蓄積しやすいことも特徴です。
人間の体内では腎臓に偏って蓄積され、年齢とともに濃度が高くなって(濃縮されて)いきます。
カドミウムが腎臓に蓄積されるとタンパク質や酵素と結合して腎障害を引き起こし、カルシウム代謝に異常が生じます。その結果骨が変形したり、折れたりして全身が痛み衰弱死する場合があると言われています。
土壌が汚染されると除去が難しく、また、米はカドミウムをよく吸収します。
日本人の主食である米、毎日の“食”が汚染されるという脅威こそが、現在でも世界や日本人にとってカドミウムが深刻な問題として立ちはだかっている所以です。
また、タバコによるカドミウムの摂取経路もあり、喫煙者のカドミウム濃度は、非喫煙者の約2倍というデータもあります。
喫煙者だけではなく、副流煙による受動喫煙にも注意が必要です。
近年では、鉛や水銀とともに内分泌撹乱作用も疑われています。
下記の内容については検査結果に付属しております有害金属ハンドブックをご参照願います。 ※有害金属ハンドブックは、爪ミネラル検査の検査結果表に付属します。
汚染源となり得るもの
過剰蓄積による疾病や症状
解毒・排出を促進するミネラルやビタミン
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