プロリン
プロリンは牛乳やチーズに含まれているタンパク質であるカゼインの加水分解から発見されましが、それ以前に化学合成により得られていたアミノ酸です。生体内では主に肝臓と小腸で生合成され、肝臓では 尿素回路の中間体であるオルニチンが、小腸ではグルタミンやグルタミン酸から作られたオルニチンが酵素の作用をうけプロリンが生合成されています。
一般的に美肌効果や肌によいといわれています。これは、皮膚を保湿している天然保湿成分の不足による肌荒れなどに対し、特にプロリンの保水力が高いため、皮膚の保水や保護効果の増加が見込まれるからだと思われます。しかしながら、ヒトでの有効性について信頼できるデータは今のところ見つかっていません。