グルタミン酸


    グルタミン酸は小麦のタンパク質であるグルテンの加水分解物として発見され、昆布のうまみ成分(グルタミン酸塩)として調味料に利用されています。緑茶に含まれるうまみ成分であるテニアンもグルタミン酸の誘導体です(図1.参照)。グルタミン酸はアラニンやアスパラギン酸、セリンから生合成されす。また、脳内ではグルコースにより生合成され興奮性の神経伝達物質として働き、抑制性神経伝達物質であるγ-アミノ酪酸(GABA)や生体異物を解毒し抗酸化作用をもつグルタチオンの前駆体でもあります1)
    一般的に脳の代謝促進やうつ病を改善するといわれていますが、ヒトでの有効性について信頼できるデータは今のところ見つかっていません。


    図1 グルタミン酸とその由来物

    グルタミン酸とその由来物


    参考資料

    1. グルタミン酸:必須な必須アミノ酸. 化学と生物. 1999;37(1):49-53.









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