風疹が大流行の兆しをみせています。
この事態を受けていろいろな情報が提供されていますが、ここでもおさらいしましょう。
この事態を受けていろいろな情報が提供されていますが、ここでもおさらいしましょう。
まず、風疹は、感染力が非常に強く、十分な抗体がなければ簡単に感染する病気です。
ただし、健康な人の場合、感染しても数日間で完治します。これが「三日ばしか」の別名の由来です。妊娠初期の女性が風疹にかかると、生まれてくる赤ちゃんに、難聴、心臓棒、白内障などの「先天性風疹症候群」という障害が出るリスクが高くなります。
このことは、さまざな報道があり、広く知られています。
ただし、健康な人の場合、感染しても数日間で完治します。これが「三日ばしか」の別名の由来です。妊娠初期の女性が風疹にかかると、生まれてくる赤ちゃんに、難聴、心臓棒、白内障などの「先天性風疹症候群」という障害が出るリスクが高くなります。
このことは、さまざな報道があり、広く知られています。
この発症頻度は、妊娠1カ月で50%以上、2カ月35%、3カ月18%、4カ月8%といわれています。妊娠初期ほど発症しやすく、その障害も重くなります。
「自分は妊娠しないから関係ない」「かかっても重症になるわけではない」「ワクチンはお金がかかる」「わざわざ受診するのはめんどくさい」
これは、まちがいです。
風疹で最も気をつけなくてはいけないのは「他人への感染」です。
知らないうちに風疹に感染し、自分が感染源となり、生まれてくる赤ちゃんに無用な障害を負わせることも、持病がある人に感染させれば重症化させることもあります。
「自分は関係ない」と考える人も一緒に取り組まなければ、風疹を防ぐことはできません。逆に言うと、ワクチン一本で障害を持って生まれてくる赤ちゃんを防げる病気なのです。
講談社では、人気マンガ「コウノドリ」で風疹をテーマにした3話分を、漫画配信サイト「コミックDAYS」とスマートフォンアプリで、24日まで無料公開しています。
毎日新聞では、医療プレミアの風疹特集ページを無料公開に切り替えています。
『「風疹の記憶」に要注意 半数に抗体なしの恐れ』中村好見 / 毎日新聞 医療プレミア編集部<2018/10/17>
風疹の抗体検査やワクチン接種は、多くの自治体で費用の補助があります。
お住いの自治体で検索してみてください。
先天性風疹症候群の赤ちゃんを持つ『たぁたんさんの体験談』